野菜づくりのシーズンが本格的にはじまったこの春、内外出版社から実用書籍『コップひとつからはじめる 自給自足の野菜づくり百科』が5月2日に発売された。
「自給自足」というと、みなさんはどんな生活をイメージしますか?
山間の自然豊かな環境だけれど、人家もまばら、スーパーやコンビニまでは車で30分以上、そんな田舎をイメージするのではないでしょうか。
しかし、「じつは自給自足的な暮らしは、都会で暮らしながらも実現することができますよ、いえ、むしろ、生活するのに便利な街だからこそ、実現可能なのです」と、本書の著者・はたあきひろさんは言います。
レッスン形式でまったくの初心者でも自給自足的暮らしができる!
「この本には農家出身でもない私が、マンションの10階で、プランターひとつでネギ栽培から始めた自給自足ノウハウをイラスト入りでわかりやすく解説しています。
ですから農業や園芸の知識がない人でも、自給自足に向けた暮らしを今日からスタートすることができます。『お味噌汁やラーメンに使う細ネギだけでも自給してみよう!』と考えるだけでもワクワクしてきませんか」。
この本は、レッスン形式で、ひとつずつステップアップしていくと、野菜づくりのノウハウを手にすることができ、自給自足的な暮らしが実現できるという、今までにない画期的な実用書になっています。
はじめての野菜づくりに最適! コップひとつで育てるネギの栽培
著者のはたさんに、まったく野菜づくりの経験がない人に向けて、何から取り組めばいいのかを尋ねてみました。
「まずはマンションやオフィスなどの室内でもできる超カンタンなネギの水耕栽培です。水耕栽培だからプランターや土を購入する必要もありませんよ」
「野菜づくりが初めての方は、野菜の生命力を感じてみてください。一度この生命力を実感すると、今後の野菜のお世話が楽になります。ぜひチャレンジしてみてください。小さな成功体験が自給自足の原動力となりますよ!」
詳細情報
【書名】コップひとつからはじめる 自給自足の野菜づくり百科
【発売日】2019年5月2日(木)
【ページ数】176ページ(オール4C)
【サイズ】A5版
【本体価格】1600円
【文・イラスト】はたあきひろ
1967年生まれ。奈良市で家族5人分のお米と野菜を作り、自給自足生活を実践している。大手住宅メーカーの研究所や本社に23年間勤めた後、独立。
現在は人と人、人と自然のつながりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』の代表。NHK総合テレビ『ぐるっと関西おひるまえ』では、野菜づくり講師として出演。NHK出版ウエブ『みんなの趣味の園芸』でブログ発信。著書に『現役サラリーマンの自給自足大作戦』(家の光協会)がある。
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