スコットランドの首都、エディンバラを拠点とする植物工場ベンチャーのショッキングリー・フレッシュ社は、太陽光を利用したタワー型の植物工場による野菜の生産・販売を拡大していく。
既に栽培施設を整備する場所を確保しており、スコットランドで1カ所、イングランドで4カ所となり、合計の栽培面積は50ヘクタールにも及ぶ、という。
さらに、次のプロジェクトの準備も視野に入れ、資金調達を進めている。同社では今後、5年以内に40農場(他社へのライセンスも含む)の開設を目標としている。
急成長と大きなプロジェクトを実現させるため、同社では、タワー型水耕栽培システムを開発する「Saturn Bioponics社」、英国ではレタスやベビーリーフなどの葉野菜・生産大手である「ValeFresco社」とも提携した。
ValeFresco社については、露地やハウス栽培が主となっているが、タワー型の植物工場にて、試験的な生産を3年前から行っており、今後は導入を進めていく計画もある。
本施設は「ほとんど農薬を使用せず、クリーンな環境で安全・安心な野菜を生産できる。高い収量を実現でき、完全人工光型植物工場より、低コストでスタートできる点が評価できる」とValeFresco社も高く評価している。
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