太陽光利用型植物工場にてトマトの生産・販売を行うベンチャー企業「マイティ・バイン社」は、大手小売チェーンの需要拡大を受けて、現在の施設規模から2倍にまで増産体制を構築する。
生産施設は、シカゴから西に約130kmに位置するイリノイ州・ロシェルに9月より建設がスタートする。同社による計画では、3haの太陽光利用型植物工場を2棟、合計の投資額は約17.8億円(1,600万ドル)を予定している。
同社は既に、近隣に4つの生産施設を稼働させており、新たな施設が完成すれば、合計で12ヘクタール、年間で約1億個のトマトを収穫できる計算になる。
シカゴを中心としたイリノイ州の巨大マーケット
イリノイ州は、人口で国内5番目の州で、最大の都市はシカゴ。ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ人口を持つシカゴを中心とした州内の巨大マーケットがある。
鮮度が良く、高品質な地元産の生食用トマト消費が拡大している一方で、近年の異常気象や直近の高温状態にて、同社でも収量が減少した。
現在の施設面積では、大手小売店舗の発注に対して、計画通りの量を出荷できない、という問題にも直面したため、年内の増産を計画した、という。
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