スーパー平和堂、障がい者雇用「農福連携型」の植物工場をオープン

 滋賀県を中心に展開するスーパーの株式会社平和堂は2月21日、関連会社のサニーリーフを滋賀県彦根市に設立し、植物工場による野菜の生産を開始する、と発表した。

新設するサニーリーフは、平和堂49%、他51%の農業生産法人で、昨年3月に設立し準備を進めていた。水耕栽培には、協和のハイポニカ栽培を採用した。

スーパー平和堂、障がい者雇用「農福連携型」の植物工場をオープン
太陽光利用型の植物工場では、高鮮度の野菜(リーフレタス、セロリ、水菜、菊菜、ネギ等)を生産する。店頭での販売状況や天候予測を基に、露地栽培の供給が不足しそうな品目を生産し、顧客への安定供給につなげる計画。


 生産施設の投資額は約2億円、施設面積は約3,000平方メートルとなる。初年度に55トンの生産を見込み、まず彦根市近郊にある平和堂の店に出荷し、来年2月までに滋賀県内にある平和堂71店への供給していく計画。

また、施設内にいる作業員の80%以上を障がい者雇用として、福祉型農業ビジネスを展開していく、という。


サニーリーフ会社概要
会社名:サニーリーフ
所在地:滋賀県彦根市
沿革:2012年3月創業、設立
   2012年5月彦根市より認定農業者(農業生産法人)取得
   2013年3月特例子会社申請予定
代表者:代表取締役 山本太
従業員数:20名(内、障がい者15名)
投資額:約2億円
事業内容:自然光型水耕栽培(ハイポニカ栽培システム)による野菜の生産と平和堂への商品供給
生産農場:JR南彦根駅より1.2km南西
土地:約7,230平方メートル
建物:約2,990平方メートル
作業施設:約2,890平方メートル(ハウスおよび加工棟)
生産量:約55トン(初年度)


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