水耕栽培や太陽光利用型植物工場の開発メーカーである協和株式会社は、2014年9月に新商品“家庭用水耕栽培キット「ホームハイポニカ ぷくぷく」(メーカー希望小売価格5,980円)”の販売を開始する。
同商品の特徴は、本体内養液を循環させる仕組みを備えている点。エアポンプにより養液に空気を混入させ、流れを生じさせることで、植物の発芽と生育がより良くなる工夫を加えた。
また、本体構造なども従来商品から改良を加えることで、リーズナブルで初心者にも使いやすい水耕栽培キットとして開発しました。
付属品にミニトマトの種「ネネ」が含まれているので、商品ご購入後、すぐにでも栽培が始められます。もちろん、トマト以外にもキュウリやメロンなどの栽培も可能です。
ハイポニカは土での栽培や他社水耕栽培方式と比べて、植物の生育速度が1.5〜2倍速く、収量も3〜4倍多く、品質が高い収穫が可能で、多くのユーザーから評価を受けています。「ぷくぷく」では生育条件によりミニトマトで1,000個以上の収穫も可能です。
<ハイポニカ水耕栽培について>
協和(株)は1962年から水耕栽培の研究を開始。1966年から国内で水耕栽培プラントの販売を行っています。
1985年のつくば科学万博の政府館にてトマトの放任栽培により1株から16,000個の実をつけた【巨木トマト】を展示しました。この独自の栽培技術は国内外から多くの評価を受けています。
弊社独自の水耕栽培システムである「ハイポニカ」では、液体肥料の成分や濃度があらゆる植物や生長段階で同一で使用できる点が好評を得ており、全国の農家や企業など多くの導入実績があります。この「ハイポニカ」の技術を応用し、家庭用に開発したものが「ホームハイポニカ」シリーズです。
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