米国のノース・ダコタ州立大学では最新技術を導入した植物工場が完成した。総投資額は3300万ドル(約40億円)となっており、州の融資や補助金、個人の寄付金などで建設された。資金の多くは州が提供しており、総額で約2800万ドル(約35億円)にもなる。
州としても高付加価値な園芸作物や食品の生産技術の基礎となる研究を進め、多くの企業と連携することで、経済活性化や雇用創出にも期待している。
施設面積は14.5ヘクタール。100の栽培試験区画に分かれ、異なる環境下で様々な植物の生育比較実験が可能となる。ハイテク施設園芸の研究拠点となり、優秀な人材を集める広告塔としても活用でき、最先端の講義・トレーニングを学生に提供する。
開花制御ルーム、細霧冷房などの冷却栽培実験室、種子や植物の長期保存ルーム、分析ルームなどの施設も充実。品種改良・遺伝子工学、施設園芸や昆虫学、植物病理学など幅広い教育・研究が行われる予定となっている。
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