アースサイドグループ内にて植物工場を運営する、株式会社スプレッドは、2018年11⽉1⽇より、日産3万株のレタス生産能力を持ち、世界最大規模の植物工場プラント「テクノファームけいはんな(京都府⽊津川市)」での商品出荷を開始した。
テクノファームけいはんなの⽣産能⼒は、⽇産3万株となり、スプレッドの既存の植物⼯場「⻲岡プラント」に⽐べて、約1.5倍に増加しました。
⾃動化栽培、⽔のリサイクル技術、環境制御技術、植物⼯場専⽤LED照明などの先端技術を導⼊し、より⼤規模かつ安定的な⽣産を⾏います。また、IoT・AI 技術を開発し、さらに最適な栽培環境の分析に取り組むとともに、研究開発設備も併設し、⽣産や新たな栽培技術を開発します。
テクノファームけいはんなでは、4種類のリーフレタスを無農薬で栽培。栽培環境の衛⽣管理をさらに厳格化し、国際的な⾷品安全規格であるFSSC22000の認証取得を予定しています(※2)。⽣産したレタスは、植物⼯場野菜ブランド『ベジタス』として、全国の⼩売店に販売します。
※2 ⼀定期間の⼯場運営実績が認証申請の条件
スプレッドは、テクノファームけいはんなを次世代型農業⽣産システム『Techno Farm TM』のマザー⼯場と位置付け、今後フランチャイズをはじめとしたパートナーシップにより、世界100カ所の展開を目指します。
※ テクノファームけいはんなの⾒学・取材受⼊開始時期は現在未定です。
⼯場概要
名称 テクノファームけいはんな
所在地 京都府⽊津川市⽊津川台9丁目5-5
⼯場タイプ ⼈⼯光型植物⼯場(研究開発施設含む)
敷地⾯積 11,550 ㎡
建物⾯積 3,950 ㎡
構造 鉄骨造2階建て
⽣産品目 リーフレタス
⽣産能⼒ 3万株/⽇
着⼯ 2017年5⽉
竣⼯ 2018年3⽉ ※設備除く
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