デンカ株式会社は、メビオール社が開発したフィルム栽培システム「アイメック」の販売事業を開始する。
同社は1915年(大正4年)の創業より100年にわたる肥料の生産販売を行う企業であり、次の100年へ向けた農業関連事業の領域拡大に取り組むなか、先進農業技術を用いた栽培システム(=フィルム農法・アイメック)の販売事業を通じ、日本の多様な気候における肥料事業で培った経験と長年にわたる製品開発のノウハウを活かして、農地の有効活用を目指した新たな農業事業を開始する。
本栽培システムは、メビオール株式会社によって開発されたハイドロゲル膜(親水性高分子フィルム、『アイメック(R)フィルム』)の上に、作物を植えて育てる世界初の技術です。一般的な土耕栽培や水耕栽培に比べて、農薬の使用量を抑制でき、生育のばらつきが少なく管理が簡便で、構造的に水と肥料を保持し易くその使用量を低減できるなどの環境に優しい特長があります。
また、本栽培システムを導入した同社提携先のトマト農園においては、収穫されたトマトが高糖度になる実証データを取得しており、トマトを購入されたお客様からも高い評価をいただいております。
同社は、メビオール社との間で本栽培システムに関する業務提携契約を締結し、2015年11月より販売を開始いたします。本栽培システムの導入・運営に必要な資材を提供するとともに、根張りや発根促進、作物の生育向上に優れた効果を発揮する当社独自技術の液体肥料・植物活性剤を適用することで、本栽培システムの価値向上を図ってまいります。