香港に拠点を置くエコ・エナジーテック・アジア社は、太陽光・人工光型の植物工場や、自社技術によるフッ素樹脂フィルムを採用したドーム型植物工場などの技術開発やライセンス事業をアジア市場にて展開している。
同社では2017年5月に中国本土への本格ビジネス展開を行うために、香港に近い場所にある中国本土の東莞市に新会社を設立し、自社開発した植物工場システムのライセンス事業に力を入れるため、共通ブランド名として「ファーム・パレス」という商標も中国本土にて申請した。
同社では現在、ドーム型植物工場のテストプラントを建設し、様々な実証試験を行っており、今年中にも中国本土にて商業施設の建設を予定している。
まずは巨大な中国市場に無農薬かつ高収量・安定生産が可能なドーム型植物工場の普及に力を入れていきながら、今後は北米でも商標を申請し、世界市場で共通ブランドでの設備プラントの販売を計画している。
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