インドのハリヤナ州、カルナールではイスラエルの最先端・農業技術を導入した高度な施設園芸が増えている。植物工場とはいえないが、最低限の環境制御を行いながら高品質野菜の周年生産による農家の所得向上に貢献している。
インド政府とイスラエルによる農業連携プロジェクトの事業計画の締結は2009年に行われ、中央研究センターも建設された。事業費は約1億円。インド政府が認定するプロジェクトでもあり、期待は非常に大きい。
研究センターには、イスラエルの農業専門家が定期訪問し、現地の新規参入者へのトレーニングや施設での管理運営方法のアドバイスを行っている。
ハリヤナ州の中央研究センターでは、4つの環境制御型ハウス、自然に換気が可能な2つの簡易ハウス、10のトンネル栽培施設があり、それぞれの技術導入レベルにあった環境制御が行われている。
現地農家としては、設備コストが高いために環境制御型ハウスを建設することは難しいが、自然換気型の簡易ハウスであれば誰でも導入可能なレベルである。
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