自動野菜収穫ロボットを開発するinaho株式会社は、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、創発計画株式会社、株式会社dof、複数の個人投資家から資金調達を完了した。
■inahoが目指す世界
自動野菜収穫ロボットを活用したRaaS(Robot as a Service)モデルのサービス展開を進めています。収穫を代表する人の判断が必要な農作業を”AI”と”ロボティクス”でサポートし、ロボットが取得したデータを活用して、人手不足や農業経営の課題解決を目指します。
■資金調達先一覧(五十音順)
・伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
・創発計画株式会社
・株式会社dof
・複数の個人投資家
■資金調達の目的
今回の資金調達により、以下の点を中心に強化いたします。
・自動野菜収穫ロボットの製造及び対応作物の拡大
・高度なエンジニア人材の採用
・市場開拓やアライアンス強化を目的としたマーケティング施策
■今後の展望
現在の対応作物はアスパラガスのみですが、キュウリやトマトなど、人の目で見て収穫適期かどうかを判断しなければならない選択収穫野菜に広く対応していきます。
また農家の高齢化や人手不足は日本に限った課題ではありません。世界の国々でも同様の課題が起きており、私たちはこの世界的な課題に挑戦すべく、今後グローバル展開を目指します。
AIやロボットによる自動化によって生まれた時間で、人はより創造力を発揮することができると私たちは考えています。これからも、農業分野に留まらず「時間を作り選択肢と可能性を届ける」ために挑戦し続けます。
[関連記事]
・inahoのアスパラガス収穫ロボットを新たに公開
・AI野菜収穫ロボットを開発するinaho、九州進出となる拠点を佐賀県に新設
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