株式会社クボタは、ロボット技術をベースとした農業分野の自動化ソリューションを手掛ける米国のスタートアップ企業「Advanced Farm Technologies,Inc.」に出資した。
Advanced Farm社は主に、露地栽培を対象とした自動収穫・栽培管理用ロボットを開発しており、直近ではAIを活用した「イチゴの自動収穫ロボット」に力を入れている。
米国は世界第2位のイチゴ生産量を誇り、日本と異なり大規模での露地栽培が中心。Advanced Farm社では、AIによる画像識別により成熟具合を判断させ、イチゴの自動収穫ロボットを開発しており、年内での実用化を目指している。
背景とねらい
当社は、社外パートナーとの連携によるオープンイノベーションを活用し、お客様に対する新たな価値の提供を目指すための推進部門として、本年6月に「イノベーションセンター」を立ち上げました。
この度、果樹・露地作物農家でニーズの強い「収穫作業」に着目し、この分野において先進的な自動化ソリューションを手掛けイチゴの自動収穫ロボットの製品化に向けた開発を行っているadvanced farm社へ出資する事と致しました。
今回の出資により、イチゴ及び他の露地作物の収穫作業等の省力化・自動化のための技術開発を強化すると共に、これら技術を用いたソリューション事業を推進し、米国およびその他地域における農作業の省力化・効率化に貢献して参ります。
Advanced Farm Technologies,Inc.
会社設立:2018年
所在地 :米国カリフォルニア州
事業内容:イチゴの自動収穫ロボット開発及び、収穫作業請負サービス
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