ヒトの手を加えず、完全自動化による植物工場システムを開発する、イスラエルのベンチャー「シード・コープ社」では4月12日、家庭用・小型モデルの植物工場キットを本格的に製造開始することを発表した。
上記のような小型モデルでは、新たに特許も取得し、最新のAIとデータ解析アルゴリズムを導入している。栽培時における問題を早期に発見、リアルタイムに修正するプログラムが組み込まれている。
密封された内部では、完全自動化に近い形で管理することができ、温湿度やLED、CO2濃度などをモニタリングしながら、最適環境を自動制御してくれる。
栽培タンク内も定期的にクリーニングを自動で行ってくれる。
今回の小型モデルは、家庭用だけでなく、民間企業が本格生産する前の試験栽培でも有効活用できる。栽培品目は、レタスやハーブ類などの葉野菜、エディブル・フラワー(食用花)、様々な植物の苗生産、さらには海外では合法の流れがある医療大麻など、それぞれの植物に最適な環境を実現してくれる。
その他、同社では、イスラエル北部にあるダン共同体と連携して、完全自動化システムを導入したコンテナ型の植物工場にて、主に医療用の大麻を生産するシステムも稼働させており、400万ドルの資金調達にも成功している注目のベンチャーとなっている。
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