株式会社アグリンクス、社会福祉法人ゆめネットは、福農一体(農福連携)事業の一環として、新たに「しいたけ栽培」事業をスタートさせた。
同社は2021年から業務提携を行い、農産物の袋詰めやパッケージシール貼りの作業委託からスタート。「どの作業を」「だれに」「どれくらい」と細分化することで、業務範囲の可能性を拡大してきました。
本取組みは、福祉施設の利用者が主体となり、農業で高収益を目指しながら、賃金アップ可能な環境づくりを行うことで、利用者の自信や意欲向上に繋げていく取り組みです。
福祉施設の利用者の方々が主役であり、一体となって取組むことから、「福農一体」と呼び挑戦を続けております。
福農一体事業のポイント
・食料を生産する:「食」を支える大切な役割を担っています。
・環境問題を解決する:食品残渣を利用した循環型自然農法で栽培しています。
・農業=福祉:良きパートナーとして、一体となって取組みを進めています。
賃金に関する目標と実績
福農一体事業を実施することで、社会福祉法人ゆめネット(就労継続支援B型事業所)の利用者月額平均賃金をアップすることができました。2022年はさらに2倍の賃金目標を目指して効率化と最適化を進めます。
月額平均賃金の実績と目標(就労継続支援B型事業所)
2021年12月実績:20,000円
2022年目標: 40,000円
(参考)
令和2年度全国平均:15,776円
しいたけ栽培事業について
名古屋市港区(面積2,000㎡)の圃場で、新たにしいたけ栽培事業を開始。農産物の生産から出荷まで、一体となって行います。当圃場で生産されたしいたけやその他農産物は、名古屋市内のスーパーで販売を予定しております。
株式会社アグリンクス
HP:http://aglinks.jp/
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