カナダ・トロントの新プロジェクト。建築デザインに農業を融合させた「アグリテクチャー(Agri-Tecture)」

 カナダでは各都市による「グリーン・シティ」開発が進められており、例えば、バンクーバー市は2020年までに “グリーンシティ” を実現するため都市型農業の拡大や食品廃棄物のリサイクルなどを自治体が先頭に立って行っている。

その他、エドモント市でも、都市型農業や地産地消・ローカルフーズによる生産を推進するために、農業利用に関する新たな土地活用条例が整備されている。

カナダ・エドモント市による法改正、植物工場や屋上菜園など生産方式の明確化
カナダ・バンクーバーにおける都市型農業と植物工場

こうした中で、カナダ・トロントのクィーン・ストリート・ウェストにて植物や野菜の栽培を、うまく建築に取り入れた画期的な建設プロジェクトがスタートした。
施設名は「The Plant」。


キーワードは「サステナビリティ」と建築デザインに農業を融合させた「アグリテクチャー(Agri-Tecture)」となっている。

このアグリテクチャーというコンセプトは、一般的に普及している「環境志向型アグリビルディング(BIA:building integrated agriculture)」に近いと考えられる。

人の生活スペースと植物の栽培を、うまく融合した建築デザインになっており、「食」とつながりながら、人が快適に生活や仕事ができる空間づくりを目指している。

世界の都市開発に期待される環境志向型アグリビルディングや植物工場


本施設は、1階にはレストランや小売店舗などが入り、オフィス・フロワーは2階となっている。さらに上の階は住宅フロアになっており、室内では新鮮なハーブを栽培できる小さな栽培キットが標準装備されている。

その他、各バルコニーには家具やバーベキューを設置するだけでなく、気軽に家庭菜園できるような仕組みが検討されている。

関係者が自由に利用できるコミュニティー・キッチンスペースも完備。ここでも窓側に野菜の栽培を予定しており、様々な場所で植物や野菜の栽培ができるように工夫されている。

※ 写真/詳細URL: The Plant

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編集部
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