整水器メーカーの株式会社日本トリムが、既婚で子供のいる全国の30〜60代の男女300人を対象に、「家族の健康とお金に関する調査」を2016年10月18日~10月19日にインターネットにて実施した。
厚生労働省の発表によると、2015年度の医療費は41.5兆円に達し、13年連続で過去最高を更新している。また、2015年度は前年度からの伸び率がプラス3.8%(約1.5兆円増)と、過去5年間で最も高い伸びを示した。
同社の電解水素水整水器は、胃腸症状の改善に効果のある管理医療機器として認証されている。整水器を蛇口に設置して新鮮な電解水素水を飲むことで、予防医療として日々の生活の中に取り入れることができるとして、家族の健康を意識する家庭、健康経営を意識する法人を中心に使用されている。
調査結果
家族の健康を心配している人は74%。男女別に見ると、心配している人の割合は女性が79.3%で男性が68%となり、女性の方が家族の健康を心配しているという結果となった。
特に誰の健康を気遣っているかという質問には、「配偶者」の健康を気遣う人が69.2%と圧倒的に多く、次いで「子ども」52%、「自分」50.2%という結果となった。親に対しては35.3%と、自分自身より低い結果となっている。
また、実際に「家族の健康を守るために取り組んでいる」人は、43.3%と半数を下回る結果になった。女性は半数以上が取り組んでいるのに対し、男性は32%にとどまる
家族の健康を守るための取り組みとしては、「食生活の工夫」が女性93.9%、男性79.2%と男女共に高い結果となった。「運動」や「医療機関への受診」と比べ、生活に不可欠で取り組みやすい食生活だからこそ、工夫しやすいことが伺える。
また、取り組んでいる内容として男女で差が見えたのが、食と運動についてだ。「食生活の工夫」と回答した女性は93.9%とほとんどの女性が回答しており、男性と比べ約15%差がある。一般的に、料理をする機会が多い女性だからこそ、家族の食生活がより身近で改善しやすいことが伺える。
しかし、「食生活の工夫」以外の項目については、全項目について男性の方が多い結果となり、女性の健康に対する取り組みは、特に食生活に偏っていることがわかった。
家族でのまとまったお金の使い道は、旅行が63.7%で圧倒的に多く、次いで外食25%、健康22%という結果となった。家族の健康について、74%の人が不安に思っているにも関わらず、実際には旅行・外食などの娯楽が重視されており、実質的に健康への取り組みが後回しになっている現状が見受けられる。
まとまったお金を健康に使えるとしたら、人間ドッグなどの「健康診断」が62.7%と一番多いという結果になった。「運動」や「食事改善」といった、実際の健康課題に対する行動段階にいる方は少なく、まずは予防医療の手始めである、自身の健康に対する現状チェックをしたいという人の多さから、自身の身体の状態さえも十分に把握できていない人が多いことがわかる。
健康のために毎日取り入れる習慣として興味があり実践したいものは、1位:食生活の改善(67%)、2位:運動(62.3%)、3位:水の改善(18.7%)、4位:空気の改善(11%)と大きな差がみられた。「水の改善」「空気の改善」については、30代が他年代と比べ2倍以上高く、若い世代を中心に、生きることに欠かせない水や空気への関心の意識の高さが見受けられる。
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