UAEの気候変動・環境省(MOCCAE)では、ドローンを活用した航空地図データ調査プロジェクトのフェーズ1として、国内にある550km2の農地のデータ化を完了した。
フェーズ1では、重要エリアとなる「ドバイ、シャールジャ」などの首長国となっている。フェーズ2は今年末に完了する予定で、その他の首長国のマップ化を完了させ、UAE全体の農地データが網羅できる予定。
UAEでは、水使用量の80%を農業が占める、と推計されており、節水・環境保全技術が求められている。また食料自給率を高めるための国家戦略も発表されているものの、こうした施策を検討する上で必要とされる農業に関する統計データが少ないのが課題であった。
取得したデータは、AIを活用しながら分析を行い、作物別・地域別など41項目に分類して統計データとして発表する予定。
項目の中には露地だけでなく、ハウスなどの施設園芸や土耕・水耕といった作物別のデータも整理していく、という。
エミレーツ通信社(Wam)による調査レポートによると、5,637戸のうち895戸が穀物・農作物、2,919戸が動物を飼育している農家であり、施設園芸の農家数は「2,635戸」となっている。
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