株式会社大地を守る会とローソンは3月21日、大地を守る会の野菜や果物をローソングループに供給することに合意し、業務提携すると発表した。なお、ローソンは、大地を守る会の株主総会の承認後、同社が行う第三者割当増資を引き受ける予定。
両社の提携の第1弾として、3月21日から、ローソンとヤフーが共同で運営する宅配サービス「スマートキッチン」で大地を守る会の野菜や果物等を販売する。
大地を守る会は、有機・無農薬食材の会員制宅配事業の草分け的存在として、35年の歴史と約2,500人の契約生産者のネットワークを有している。
独自の基準である「あんしんの約束」に基いて、安心・安全にこだわった農・畜・水産物や無添加の加工食品を大地を守る会の会員やウェブストアユーザーに提供している。
ローソンは、新たなコンビニエンスストア店舗のモデルとして「生鮮コンビニ」を掲げ、野菜・青果を中心とした生鮮品の取扱いを拡大している。また、2012年6月にヤフーと共同で、忙しいママさんに向けた食品・日用品を宅配するサービス「スマートキッチン」を設立し、ホームコンビニエンス事業を開始した。
・関連記事: ローソンとヤフーが共同にてネット宅配事業を開始。全国エリアに食品・日用品を宅配
これまで大地を守る会の安心・安全で新鮮な生鮮食品は、会員および大地を守る会のウェブストアユーザーしか購入することができなかったが、今回の提携により、全国のローソン店舗やWEBサイトを通じてより多くの顧客が購入できるようになる。
両社は、「スマートキッチン」及びローソングループの店舗網と、大地を守る会の持つ優れた生産者のネットワークを活かし、両社の事業拡大を図っていく。
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