東京建物「Tokyo Food Lab」を開設。1Fに植物工場プラント、2Fにシェフの情報共有施設を整備

 東京建物株式会社は、完全人工光型植物工場ベンチャーの株式会社プランテックス、料理人支援やレストランプロデュースなどを展開する株式会社ケイオスと連携し、「食」に関わる社会課題解決のための実証実験・社会実装の場として「TOKYO FOOD LAB(トーキョーフードラボ)」を東京・京橋に開設する。

東京建物「Tokyo Food Lab」を開設。1Fに植物工場プラント、2Fにシェフの情報共有施設を整備
本施設は、テクノロジー・サイエンスによる新しい食の生産方式の取組みと、日本や世界で活躍するシェフや様々な専門家等による新しい調理方法や、食の楽しみ方等のクリエイティブな取組みを融合することにより、世界の食をアップデートし、世界共通の社会課題の解決や、SDGsに対応したまちづくりの実現およびイノベーション・エコシステムの形成を目指します。


「TOKYO FOOD LAB」の概要
本施設には、1階はプランテックスが運営する世界トップレベルの高い生産性を誇る植物工場兼研究施設「PLANTORY tokyo(プラントリー トウキョウ)」、2階にはケイオスが運営する食にまつわる知見を共有・ 体験できるイノベーティブコミュニティ拠点「U (ユー)」にて構成されます。


世界最先端の植物工場「PLANTORY tokyo(プラントリートウキョウ)」
プランテックスは、2019年8月1日に世界最先端の植物工場兼研究施設「PLANTORY tokyo」を「TOKYO FOOD LAB」内にオープンしました。

ここに実装される新設備では、従来の植物工場方式と比較して、5倍を超える世界トップレベルの高い生産性が特長です。独自のAI技術と閉鎖型装置を活用して、光・空気・養液を均一かつ最適に管理・制御することに成功し、高い生産性を実現しました。

東京建物「Tokyo Food Lab」を開設。1Fに植物工場プラント、2Fにシェフの情報共有施設を整備
また、生産性だけでなく味や栄養価のコントロールにも取組んでおり、今後世界をリードする新たな植物工場を展開し、人類の食料・栄養問題解決に貢献していきます。


■世界唯一のプランテックスの技術力
プランテックスは、一般的な植物工場が管理している、温度、湿度、CO2 濃度などの「状態変数」だけでなく、光合成速度、光子吸収速度、CO2 吸収速度、吸水速度など、植物の成長速度に関係する「速度変数」で成長制御をしています。

それを実現する植物成長制御クラウドシステム「SAIBAIX」を従来の植物工場に導入したところ、植物の収穫重量が2倍に増加しました。

またハードウェアでは、「光・空気・養液」を20以上のパラメータに分け、それらを個別に制御できる世界初の閉鎖型植物生産機「Culture Machine」の開発に成功しています。


この「SAIBAIX」と「Culture Machine」を連動させた「PLANTX Platform」で、従来の植物工場方式と 比較して5倍の収穫重量(面積生産性が5倍)を実現しています(プランテックス比)。

今後は、味や植物に含まれる成分などを制御するパラメータの研究を一層進めていきます。成分レシピをコントロールすることで、「ビタミンが多く含まれるレタス」というように用途に応じた栽培が可能になります。


食のイノベーティブコミュニティ拠点「U(ユー)」
八重洲・日本橋・京橋エリアは、これまで日本の交通のハブであり、東京駅に近接する地理的環境から、企業の本社や東京支店等が集積するビジネス街として発展してきました。

その歴史と伝統を継承しつつ、ビジネスパーソンだけではなく、そこにくらす人、訪れる人を含めた、新たなコミュニティを大切にしていきます。

「U」は食に携わる地域の人々、街を訪れる多様な人々と繋がり、「世界の食をアップデートする」をテーマに、世界共通の社会課題解決のために、新しい調理方法や食の楽しみ方などに関する知見を共有し、体験できる「場」となります。


株式会社ケイオスについて
新丸の内ビルディング (東京・丸の内)、東京ビルディング トキア(東京・丸の内)、 淀屋橋 odona(大阪・淀屋橋)、グランフロント大阪 ショップ&レストラン(大阪・梅田)、 KITTE(東京・丸の内)、パレスビル(東京・丸の内)、日本生命丸の内ガーデンタワー(東京・丸の内)、東急プラザ銀座(東京・銀座)、三井アウトレットパーク 木更津 第3期増床(千葉・木更津)、世界初のエアポートワイナリー、チャレンジキッチン[リュミエール:ミシュランガイド:1ツ星]、カンテサンス[ミシュランガイド:三ツ星]、INUA[「ワールド・レストラン・アワーズ(The World Restaurant Awards)」の「今年の新店 (Arrival of the Year)」部門受賞]、HEINZ BECK[ミシュランガイド:1ツ星]などの開業に、プロデュースなどで関わる。

東京建物「Tokyo Food Lab」を開設。1Fに植物工場プラント、2Fにシェフの情報共有施設を整備

■今後の取組み内容
①OPEN INNOVATION KITCHEN

料理人の自己研鑽とオープンイノベーションの為に行う、シェフ相互のワークショップ。シェフが お互いの料理を披露し、ナレッジや技術を共有。

②PROFESSIONAL ARCHIVE
シェフによる、シェフのための動画アーカイブ。お互いの調理技術やレシピを動画で公開。会員となることで動画が閲覧できる。

③HEALTHY AREA PROMOTION
テーマを設定して、国内外のシェフが講師となり、周辺の飲食店を対象にした勉強会を開催。その後、各店舗にて期間限定でテーマに沿ったメニューを提供し、エリア全体で取組む。

投稿者プロフィール

編集部
編集部
植物工場・農業ビジネスオンライン編集部です。「植物工場・食&農業ビジネス」×「環境制御技術」に関する最新動向ニュースを配信中。