ローソンとヤフーが共同でインターネットによる宅配事業を開始。共働き世帯などを取り込み、スマホ注文による食品や日用品の全国販売(スマートキッチン)

ローソンとヤフーは12月4日、2013年1月からインターネットによる宅配を始めると正式に発表した。ヤフーのポータル(玄関)サイトの集客力を活用し、早期に事業モデルを築く。食品や日用品の価格は大半をスーパー並みとし、簡単に料理が作れる専用のセット商品も投入する。共働き世帯などを取り込み、15年度に売上高1000億円をめざす


運営は、ローソンが51%、ヤフーが49%を出資するスマートキッチンが行う。ヤフーが立ち上げる専用サイトで主にスマートフォンからの注文を想定する。10分程度で料理が作れるセット商品は約300種類を開発。例えば、酢豚を選ぶと、カット野菜や加工済み肉など3〜4人前の食材が800円前後で届く。購入額の0.5%をローソンなどで使える共通ポイント「ポンタ」として付与する。13年夏にはポンタでの支払いもできるようにする。


神奈川県座間市の専用物流センターで在庫を管理し、配送業者を使って全国に配送する。送料は関東と山梨県を無料、それ以外は有料にする。商品の宅配は注文の翌々日とし、関東で朝10時までの受け付け分を最短で翌日夕方に届ける。以下、同社によるプレスリリースを一部、掲載しておく。

Yahoo!JAPANとローソンが合弁会社を設立、インターネット宅配事業へ参入
忙しいママを応援する食材宅配サービス「スマートキッチン」


 ヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮坂学、以下「Yahoo! JAPAN」)と株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:新浪剛史、以下「ローソン」)は、合弁事業会社「株式会社スマートキッチン」(本社:東京都品川区、代表取締役:加茂正治、以下「スマートキッチン社」)を設立しました。スマートキッチン社は、Yahoo! JAPAN、ローソン両社が持つノウハウ及びインフラを活用し、日本全国に向けてインターネットによる食品・日用品の宅配サービス「スマートキッチン」を展開いたします。

2013年1月中旬にサービスの提供を開始し、2013年3月には宅配業界で日本最大級となる23,000点の品揃えを持ち、グランドオープンいたします。


<合弁会社設立の背景および趣旨>
 少子高齢化や少人数世帯の増加に伴い、近くのコンビニエンスストアやネットショッピング、スーパーなどを使い分け、必要なものを揃えるという買い物のスタイルが広がっています。

また、共働き世帯の割合が過去最高の55.3%※を記録するなど、女性の社会進出が進み、育児をしながら働く女性が増加しています。こうした中、毎日の家事をできるだけ簡単に短時間で行いたいというニーズの高まりからも、宅配サービスの利用者数が増えています。


 こうした背景のもと、スマートキッチン社は、Yahoo! JAPANの圧倒的な集客力やサイト構築・運営ノウハウと、働く女性に高く評価されている「ナチュラルローソン」を運営するローソンの商品調達力やオリジナル商品開発のノウハウを活かし、忙しいママに向けた食材宅配サービス「スマートキッチン」を展開することになりました。食品や日用品などの宅配サービスにおいて日本最大級となる商品数、忙しいママの為に独自で開発したオリジナル商品、スマートフォンやタブレット端末から簡単で便利にお買い物していただける機能を揃え、サービスをスタートいたします。
※出所:総務省「労働力調査」:2012年1〜6月

※ 詳細は同社によるプレスリリースをご参照下さい。


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植物工場・農業ビジネス編集部

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