米国にて食中毒が発生、CDCでは全てのロメインレタスの廃棄を推奨

 アメリカ疾病管理予防センター(CDC)では11月20日、全米の消費者や飲食店・小売業者に対して、大腸菌由来の食中毒が拡大しているため、全てのロメインレタスについて廃棄することが望ましい、と注意勧告を発令した。

米国にて食中毒が発生、CDCでは全てのロメインレタスの廃棄を推奨
ロメインレタスや葉野菜による大腸菌由来の食中毒は、米国やカナダでは頻繁に発生している。

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現在、米国内11州に渡り、少なくとも32名が同じ大腸菌株から健康被害を訴えている。その他、米国の国境に近いカナダのオンタリオ州やケベック州でも18名が報告されている。

CDCから発表されている直近の感染状況は以下となっており、最も多いカリフォルニア州は10名が報告されている。

葉野菜、ロメインレタスの生産が集中しているカリフォルニア州では、州内だけでなく全米(さらには海外市場も)にも供給しており、今回はニューヨーク州を含む北東エリアに集中しているようだ。

米国にて食中毒が発生、CDCでは全てのロメインレタスの廃棄を推奨

大手の衛生管理体制が確保されている商品は問題ない
完全人工光型植物工場のレタスも基本的には安全

現時点では、明確な発生地が特定されておらず、家庭内の食事(スーパーで購入したカット商品など)や複数の飲食店でも被害が報告されている。

今回の食中毒は10月頃から発生し、報告されている数値では13名が入院するまで深刻な状態になっている。ただし、死亡した報告は今のところゼロ。

多くの場合、摂取してから3~4日で症状が現れることが多く、胃けいれん、下痢(場合によっては出血)、嘔吐といった症状が発生するが、1週間程度で回復するのが一般的。

しかし、年齢や体調などの条件によっては、全体の1割程度が腎臓疾患にて入院が必要となることもあり、CDCでは、産地や生産現場の安全体制、さらには加工・流通といったコールドチェーンも含め、消費者の口にするまで衛生管理体制が確保されているロメインレタス(ロメインレタスが一部入ったカット・ミックスサラダ商品も含む)以外は、基本的には全て廃棄するのが望ましい、と注意勧告を行っている。