アメリカ・インディアナ州のフィッシャーズ市では、自治体が大型農業パークの整備に乗り出した。約13ヘクタールの敷地にて、都市型農業による農作物の生産、食に関する住民への教育、貧困層への支援などを行っていく。
大型農業パークは、今年の夏にオープンする予定。一部の区画はBrandywine Creek Farmsと連携してプロジェクトを進めていく計画。
巨大施設では、農作物の栽培、畜産、アクアポニクス、屋外の教育・研究畑、ファーマーズマーケットやレストランなどを整備する。その他、養蜂も行う。
Brandywine Creek Farmsは、NPO組織として中央インディアナ地区の貧困・食の不平等を改善する活動を行っており、今回の農業パーク内にも自社農場を開設し、地元の食材をフードパンク等を通じて、農作物の寄付(一部)や、ファーマーズマーケットでの販売を行っていく。
同組織では、2016年までに約31ヘクタールの農場を開設し、今後はアグリパーク内の農場だけでなく、その他にも新たに開設する都市型農業も含め、合計で約57ヘクタールの農場を管理・運営する計画がある。
アグリパーク内の農場整備も既に始まっており、5月から農作業を手伝ってくれるボランティア・スタッフの募集も始まる。
フィッシャーズの市長によると、本プロジェクトを中心に、近日中に約1億5,000万ドルの投資を行い、数百人の雇用創出につなげていく、という。
市では昨年、企業誘致や業績拡大により、6,450万ドルの投資、2,100人の雇用創出を実現した。今後は農業や食ビジネスを、市の中心事業として経済活性化を目指していく。
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