ビッグデータの解析、製造工場の自動化・知能化などを進める韓国LGグループのLG CNS社は、約350億円の巨大資金を投じてスマート・バイオパークと呼ばれる植物工場をはじめとする最先端農業の複合施設を建設する計画を発表した。
韓国の全羅北道に建設される本パーク全体の面積は76ヘクタールにも及び、複合環境制御型の温室ハウスや人工光型植物工場、その他にもR&D施設、加工や流通施設などが含まれる計画。
同社によると、植物工場をはじめとする最先端技術によって、既存の露地栽培や一般的な施設園芸の生産性を向上させ、さらなる低コスト化や韓国農業の発展につながる、と主張するが、現地の生産者・農業団体からは大きな反発があり、中にはLG商品のボイコット運動にまで発展しているようだ。
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