成電工業、量産型の植物工場プラントを初納入。障がい者雇用型「農福連携」を実施

 株式会社成電工業は、完全人工光型植物工場「ソーシャル・キッチン」の量産用モデルを2012年12月に、山形市内の企業に納入した。同社は、2008年から完全閉鎖型の野菜栽培装置の研究開発を開始し、野菜の基本的な栽培技術の確立を図ると同時に、野菜の販売・マーケテイングについても自社にて展開してきた。

野菜を“生産”することだけではなく、“販売”することに関してもノウハウを構築。5年の歳月をかけて植物工場を経営するために必要なノウハウを全てシステム化することができた、という。


量産モデルを導入した、株式会社山形包徳は、ビルの管理事業等を手掛けている会社である。今回の野菜栽培事業への投資は、就労継続支援A型の障害者雇用拡大を念頭に新たなビジネスモデルとして企画したもの。

山形市内にテストプラントを設置、街なか野菜工場『フレッシュファクトリー』という名称で運営を計画中である。また、将来的には更に大規模な工場の運営も計画している。

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