植物工場の開発・販売を手がけるみらいモンゴルの飲食店などに照明を使った水耕栽培型の野菜工場を販売する。寒さが厳しい同国では冬に屋外で野菜を栽培するのは難しい。工場生産することで富裕層の需要を開拓できる点を売り込む。
6月にも首都ウランバートルで全額出資の現地法人「みらいモンゴル」を設立する。植物工場内の二酸化炭素や養分の濃度は、通信回線を通じて日本から遠隔管理する。現地法人は顧客対応や資材配送などを担当する。
照明を使った植物工場は葉物野菜の栽培に適し、床面積500平方メートルの工場で1日約3360株のレタスを収穫できる。モンゴルでは冬は露地栽培ができず、中国などから輸入しているという。水処理システムを備えたシステムで、販売価格は1平方メートルあたり約30万円となっている。
「鉱物資源が豊かなモンゴルでは富裕層が増え、健康志向が高まりつつある」といい、冬に農薬を使わない安全な生野菜を食べたいという需要を取り込む。2015年までに同国で年間3億円の売り上げを目指す。(参考:2013年1月14日、日本経済新聞より)
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