アグリ・フードテック分野に特化「AgFunder SIJ Impact Fund」明治とアサヒグループから総額10億円の出資

株式会社SDGインパクトジャパン「SIJ」と、シンガポールのベンチャーキャピタルAgFunder Asia Pte Ltd.は、アグリテック及びフードテックに投資するインパクトファンド「AgFunder SIJ Impact Fund」について、明治ホールディングス株式会社とアサヒグループホールディングス株式会社により総額10億円の出資を受けた。

海外動向レポート【AgTechアグテック・FoodTechフードテック】の最新事例紹介
関連記事:海外動向レポート【AgTechアグテック・FoodTechフードテック】など最新企業76社を調査
本ファンドでは持続可能な食糧システムを実現する可能性を持つ優れたスタートアップをグローバルに発掘し、投資を致します。また、日本の農業食品分野のスタートアップ企業と海外の投資家とのマッチアップ、海外スタートアップ企業の日本における事業展開等の支援も行っていきます。

なお、本ファンドのファイナルクローズは2022年12月の予定で、最終的なファンド規模は30~50億円を見込んでおります。


農業・食品分野の持続可能性はSDGsの実現の中でも特に重要な課題となります。本ファンドでは、AgFunderニュースや年次統計、報告書の発行を通じてアグリフード業界においてグローバルのリーダー的地位にあるAgFunderがSIJの協力を受けて、特に日本との関連性が高く、成長性も高い技術を持つスタートアップに優先的に投資致します。

また、SIJの参画により、日本の農業食品分野のスタートアップ企業と海外の投資家とのマッチアップ、海外スタートアップ企業の日本における事業展開等の支援も行っていきます。

本ファンドは、CO2排出やフードロスの削減、土壌や作物のモニタリングの改善、バイオ、デジタルを通じた効率化など、持続可能な食糧システムを実現する可能性を持つ優れたスタートアップに投資を致します。


AgFunderとSDGインパクトジャパンについて
AgFunderは、イノベーションとターゲットを絞った投資こそが、世界の食と農のシステムに迅速かつポジティブな変化をもたらす最も強力なツールであるという信念のもと、2013年に設立されました。

そのメディアプラットフォームであるAgFunderニュースは、年間200万人以上の訪問者と約10万人の購読者を抱え、業界の記録的なサイトとして、また知識源としての地位を確立しています。

現在、AgFunderは、最も活発な農業食品テクノロジーのアーリーステージ投資家の一つであり、4つのファンドで50社以上のポートフォリオを持ち、シリコンバレーとシンガポールにオフィスを構えています。AgFunder AsiaはAgFunderのアジアにおける拠点として、2019年にシンガポールに設立されています。


SIJは、金融及びサステナビリティの専門家によって設立された、サステナビリティファイナンスに特化したアドバイザリー企業です。

持続可能な開発目標の達成を支援するベンチャー及びESGインパクトファンドの組成、サステナビリティ評価ツールの開発、そしてサステナビリティのコンサルティングの提供を行っています。

持続可能性に焦点を当てた国内外の主要なファンドや企業、起業家たちと提携し、事業を行っていきます。SIJは当該ファンドにおいてSDGsに関するアドバイザリー業務を担っています。