4Nature「CSA」地域支援型農業と「LOOP」食循環を実現へ

株式会社4Natureは、消費者がお近くのカフェやファーマーズマーケットで定期的に農家から手渡しでお野菜セットを受け取ることができる、CSA(Community Supported Agriculture:地域支援型農業)とLOOP(食循環)の新たな仕組み「CSA LOOP」での新たな11プラン(11農家11拠点)を公開し、2022年5月からの開始に向け現在会員を募集する。(一部、4月開始のプランもございます)

4Nature「CSA」地域支援型農業と「LOOP」食循環を実現へ
同社は、100%天然成分で生分解性の「サトウキビストロー」の販売・回収・堆肥化や都市部での堆肥の活用方法を模索するコミュニティコンポスト「1.2 mile community compost」の企画・運営、ファーマーズマーケット「歌舞伎座朝市」の企画・運営などを行っている。


CSAとは
CSAとは<Community Supported Agriculture>の略語で、一般的に地域支援型農業、コミュニティ支援型農業と呼ばれます。

その形態は様々ですが、消費者と農家が深く結びつき、農家は収穫物を、消費者は悪天候などによる不作のリスクを相互にシェアし、農家の営農を支えていく関係性のことを指します。

具体的には、消費者が特定の農家に対して半年間や年間分など一定期間分の代金を事前に支払い、年間を通してその収穫物を受け取ることで、農家は収穫前の段階から手元に資金を蓄えることができ不作のリスクにも対応しやすくなり、消費者も美味しいと感じ安心できるお野菜などを年間を通して確保していくことができるほかコミュニティに所属をすることによる横のつながりも生まれていきます。


CSA LOOPとは
CSA LOOPではさらに、会員は家庭で使いきれない堆肥を農家へ預け、農家がそれを農業で使用できる品質へと仕上げていき、野菜を生産します。

従来都市部で課題となってきた生ごみ削減によって出来上がる堆肥の有効活用方法の一つとして、農家と連携することで解決につなげ、持続可能な農業、持続的な循環を作り出していくことができます。

その際、基本となる野菜の受け取りにはカフェやファーマーズマーケットを拠点とすることで、街のなかでの機能、場所としての機能を最大限に生かし、そのコミュニティの拠点として人の往来、野菜や堆肥のやりとりがおこなわれ、地域資源循環が生まれます。


農家とユーザーは独自に開発した日程調整アプリを活用し、お野菜や堆肥の受け渡しの日程と人数を調整できる他、該当日に受け取りに来れない場合は配送を選択することもできます。

また、必要に応じて活用いただける農家との連絡のためのチャットツールが用意されていたりとさまざまなコミュニケーションシーンを想定してユーザーが参加しやすいように設計されています。

アプリやツールは、コミュニティ運営後も共創会議を定期的に行うことで農家・ユーザーに最適なものになるよう改善改修を続けていきます。

4Nature「CSA」地域支援型農業と「LOOP」食循環を実現へ
現在のコミュニティの様子について
2022年2月から開始したRAD BROS CAFE(高円寺)、Farm to Bakery(渋谷区)、AERU(北区)を拠点とした3コミュニティでは、すでに数回お野菜の受け渡しが行われています。

4Nature「CSA」地域支援型農業と「LOOP」食循環を実現へ
ユーザーは、アプリ上で事前に受け取り日時を予約したうえで、当日受け渡しの拠点となるカフェやファーマーズマーケットへ足を運びます。現地でお野菜の受け取りをおこない、もしご自宅で作った堆肥が余っていれば、農家へお渡しすることができます。

農家が直接お野菜の受け渡しを行うので、お野菜のお話や畑の状況、生ごみ循環について、身近な出来事など含めてコミュニケーションを取ることができます。


日々のお野菜ということもあり、受け渡しの拠点の周辺を生活圏としているユーザーが多く、ユーザーと農家という関係性だけでなく地域でのつながりの創出にもつながっています。

ユーザーはこうした受け渡しの拠点でのコミュニケーションの他にも、オンライン上のチャットスペースを利用することができるため、日々の情報交換や待ち合わせなどの連絡などコミュニケーションを円滑にとることができます。


CSA LOOPについて/各プランの詳細については、下記よりご確認ください。
https://4nature.co.jp/csaloop/?prtimes