オランダの植物工場技術をカタールへ導入、サステナブルな栽培方法で自給率向上へ

 オランダとカタールの政府関係者や農業関連企業が9月26日、カタール・ドーハにて、植物工場をはじめとする施設園芸分野での連携強化をはかるべく会合を行った。

オランダ側からは、グローバルに展開する植物工場・施設園芸に関するメーカー7社が参加。日本の太陽光利用型植物工場トマトでも多くの導入実績を持つPriva(プリバ)社も含まれている。

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今後は、オランダの各メーカーが協力し、オランダ連合として、厳しい環境条件でも栽培できるシステムを提案していく、という。

オランダが得意とする ”高収量” と ”サステナブル” を基本として、周年生産が可能な「植物工場」に、カタール現地気候にも対応したものを想定している。

既に政府間レベルでの協議を行っており、今後は具体的な計画・システム要件や参画企業など、個別案件的なプロジェクト・フェーズに進んでいく。

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