マレーシアのFormzero社によって設計された現代建築と都市型農業を融合させた「プランター・ボックス・ハウス」の情報が公開された。
本建物は、仕事を退職した後に、夫婦が生活できるような少人数の家族を想定したもので、マレーシア首都のクアラルンプールに建設された。
不均一な「滝」のように配置されたコンクリート製の植物プランターには、約40種類の植物や野菜を栽培している。コンクリートのため、高いデザイン性を実現するだけでなく、耐久性とメンテナンスが楽というメリットがある、という。
その他、雨水を貯める機能もあり、自然に溶け込めるようにコンクリートの外壁には「竹」のような模様を付けている。
建設するにあたり、この場所に元から存在していたジャスミンの樹も、そのまま再利用した。サステナブルかつ、自給自足のライフスタイルを実現できるような実験的な取り組みでもある。
室内は、自然光を確保するため、ガラスの仕切りのみ。コンクリート製の植物プランターBOXが、外からのプライバシーを守るとともに、内部の室内は自然採光と換気に配慮されており、非常に快適な生活が可能となる。
プランター・ボックス・ハウスの紹介動画
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