世界初・タガメを使用したクラフトジン「First Essence Tagame Gin」タガメジンが発売開始

コオロギラーメンやコオロギビールなどで知られる、昆虫食の魅力を探究する『ANTCICADA(アントシカダ)』が、岐阜県郡上八幡の辰巳蒸留所と、世界で初めての、タガメを使用したクラフトジン「First Essence Tagame Gin」(通称タガメジン)を共同開発、商品化した。

世界初・タガメを使用したクラフトジン「First Essence Tagame Gin」タガメジンが発売開始
タガメのオスが放つ妖艶なフェロモン香る「First Essence Tagame Gin」


商品概要
●商品名:First Essence Tagame Gin with ANTCICADA
●商品内容:500ml
●蒸留器:カブト釜蒸留器
●ベーススピリッツ:吟香露、ちこり焼酎
●ボタニカル:ジュニパーベリー、タイワンタガメ(タイ産)
●生産本数:305本
●販売価格:6000円(税込)

購入方法:少数生産のため取り扱いのある酒販店での購入をお願いします。ANTCICADAの実店舗やイベントでは、ドリンクとして提供します。
提供情報はこちら:https://www.instagram.com/antcicada.jp/


開発背景
タイワンタガメは主に東南アジアに分布する水生昆虫の一種で、中国南部やタイなどで食用とされています。日本に生息しているタガメよりも強い香りを持ち、特に、繁殖期のオスのフェロモンは、洋梨や青りんごなどを思わせるフルーティーな芳香が特徴的です。

ANTCICADAでは、タイワンタガメの生息地であり、輸入元でもあるタイを現地視察するなど、かねてから食材としてのタイワンタガメの可能性に着目し、積極的に商品開発を続けてきました。

そして、ベースのお酒にジュニパーベリーをはじめとした様々なボタニカルを漬け込み、蒸留によって香りの良い部分を抽出する「ジン」は最適であると考えました。(漬け込みだと、原料の味や色、香りの全てがお酒に着くのに対し、蒸留では、色や味は取り除かれ、洗練された香りのみを取り出すことができます。)

世界初・タガメを使用したクラフトジン「First Essence Tagame Gin」タガメジンが発売開始
今回、季節の花や果実などを使用し、魅力的なプロダクトを生み出し続ける辰巳蒸留所・辰巳祥平さんと出会い、ボタニカルの特徴を最大限に引き出す技術や探究心と、それらを支えるお酒への深い愛に、ANTCICADAの持つ食への想いが重なると感じ、本商品開発に至りました。

尚、虫を香りづけに使った蒸留酒は本商品が日本初となり、タガメを使用した蒸留酒は、世界でも初めてのプロダクトとなります。(正確には、昨年、本商品開発に向けて試験蒸留を行いました。)


商品の特徴
今回開発した「First Essence Tagame Gin」は、辰巳蒸留所が原酒として使用する粕取り焼酎の芳醇な香りと、タイワンタガメの持つフルーティな香り、ジュニパーベリーの爽やかな香りが絶妙にマッチした製品に仕上がりました。

世界初・タガメを使用したクラフトジン「First Essence Tagame Gin」タガメジンが発売開始
明治時代に姿を消したと言われる「カブト窯式蒸留器」で蒸留明治時代に姿を消したと言われる「カブト窯式蒸留器」で蒸留


ANTCICADA(アントシカダ)概要
2020年6月4日(虫の日)に日本橋・馬喰町にレストランを開店。2種のコオロギで出汁をとった「コオロギラーメン」や「旬の虫を使ったコース料理」を提供中。

また、商品開発にも注力し、過去には「コオロギビール」「コオロギ醤油」「蚕沙(蚕の糞)ブランデー」などが話題を呼んだ。4月にはオンラインショップも開設。ゲテモノではない、食材としての昆虫の魅力を追求した商品を開発・販売しています。

●ホームページ:https://antcicada.com