インドでも完全人工光型植物工場ベンチャーによる事業規模の拡大がはかられている。農業大国であり、ベジタリアン大国のインド。
例えば、欧米系企業が多く進出しているバンガロールでは、2019年までにリーフレタス換算にすると、植物工場レタスが1日5万株は販売できる市場がある、と推計されている。
しかし、インドの農業生産方法は非常に原始的であり、生産性は極めて低い。また流通においても、非常に複雑化されており、一部の州では外資の参入を規制する法律もあるが、その市場規模は大きく、ハイテク農業については、大きな可能性を秘めている。
過去にも紹介した通り、インドでもハイテク農業が普及しつつあり、一部では都市型農業ブームも巻き起こっている。
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設備投資額は約1,000万円、1日千株規模の
植物工場を稼働する「Letcetra Agritech社」
インドにて、完全人工光型植物工場による野菜の生産・販売を展開するベンチャー「Letcetra Agritech社」は、2016年に設立され、生産した野菜はホテル・チェーンやスーパー、ファーマーズマーケット等に販売している。
代表のAjay氏は、モバイルアプリ開発にて成功をおさめ、ドイツ企業に売却した後に同社を設立した。ソフト・エンジニアリング会社の成功ノウハウをもとに、次のチャレンジとしてハイテク農業を選択したのだ。
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