インドの農業ビジネス改革の最前線、生産・流通改善を通じたソーシャル事業

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 インドで農業の変革を通じて社会を変えていこうという動きが、北部のビハール州を中心に巻き起こっている。人口13億人のインドにおいて、農業従事者は約70%を占めている。

また、インドではBOP層(一人当たり年間所得が3,000ドル未満の人々)が95%であり、農村に住む人の殆どはこの層に区分される。それにもかかわらず、インドの農業はこれまで非公式で非組織的、非効率な状態にあった。

こうした現状を解決するため、近年では既存とは異なるビジネスモデルにて展開するパイオニア的な企業がコーシャリア・ファウンデーションである。


 同社は2008年にインド・ビハール州でコーシャレンドラ氏によって創設された。最近ではインド・アウトルックビジネス誌が選出する「ソーシャルベンチャー25選」にも選出、朝日新聞によるチェンジメーカー特集記事でも紹介されており、インド農業セクターにおけるソーシャルベンチャーとしては知名度の高い団体の一つとなっている。

インドの農業セクターにおいては、その流通上に仲買人が何重にも介在するケースが多い。また都市部と農村部には大きな情報格差・インフラ格差がある。

よって、生産者は仲買人が多く介在する分、低価格での農作物買い取りを余儀なくされてきたうえに、都市部の消費地域の価格情報や消費者ニーズも把握できずにいた。本団体はこうした課題を解決するために、インドにおいて革新的な事業モデルを提案している。

インドの農業ビジネス改革の最前線、生産・流通改善を通じたソーシャル事業