米国ニューヨークのブロンクス区にて、屋上ファームを導入した住宅ビルのリノベーション・プロジェクトがスタートした。11月28日、政府や州、市も公式に参加しているNPOプロジェクト「プロジェクト・リニューアル」にて、竣工式が行われた。
本プロジェクトは、Hollister Construction Servicesが、建設における全体的なプロジェクト管理を行い、建築デザインはEdelman Sultan Knox Wood/Architects LLPが担当している。
建物は13階建て、面積は約7,710m2。部屋は家族向けや高齢者、独身者向けなど全体で118部屋を用意する。入居者には、働く場所の紹介、洗濯ルーム、コミュニティ・エリアなど、様々なサービスを利用することができる。
※ 写真:Hollister Construction Services, LLCより
建物全体が「緑」をテーマに、サステナブルなデザインになっており、壁面緑化や屋上には温室ハウスを設置して、半分はアクアポニクスや魚の飼育、残りの面積では、水耕栽培にてケールやホウレンソウ、ルッコラといったハーブ野菜を生産する。
収獲した新鮮な食材(野菜・魚)は、健康をテーマにした料理教室やコミュニティ・スペースでのパーティーなどを定期開催しながら、居住者へ充実したサービスを提供していく、という。
本プロジェクトでは、こうした居住者の意識改革やコミュニティー強化も含め、サステナブルなデザインを目指すことで、グリーンビルディング認証制度LEEDのゴールド・ランク取得を予定している。
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