電子回路を印刷した農業用センサーシステム「SenSprout Pro」が発売

 東京大学発の技術を応用し、電子回路を印刷できる技術、プリンテッド・エレクトロニクスを用いた、土壌センサー及びソリューションを企画・開発する、株式会社SenSproutは、農業法人や農業従事者、研究機関向けに「SenSprout Pro(センスプラウト プロ)」を2017年4月20日より発売する。

SenSprout Proは、「土壌センサー」と「ゲートウェイ」、「クラウドサービス」がセットになったパッケージとなっており直販価格は、199,600円(税込)で、5月上旬より順次出荷開始します。

土壌センサーとゲートウェイは単体でも発売しており、それぞれ直販価格は99,800円(税込)です。クラウドサービスは、ベータ版キャンペーンのため、10月まで無料で提供します。

SenSprout Pro(センスプラウトプロ) http://sensprout.net/


【開発の背景】
農産物の生産において、水やりや施肥の頻度・量は作物の品質を大きく左右します。しかし、栽培ノウハウが確立されている日本においても、これまで水やりや施肥の効果は目に見える土壌や作物の状態でしか判断することは出来ませんでした。

データに基づいた栽培管理を行うことで、収量や品質の向上、そして圃場が保っている水分や養分の長期的な有効活用が可能になります。

多様なセンサーを小ロットでも低コストに生産できる、プリンテッド・エレクトロニクスを活用し、作物ごとに要求の異なる土壌に関する幅広いデータ収集のニーズに応えるため、測定器とセンサー部分を分離し、交換可能にしました。

センサー部分を測定器に内蔵した場合、取得できるデータはセンサー部分のサイズや測定位置で決まってしまうため、本来取得したい内容とはかけ離れたデータとなる可能性があります。

環境やニーズに合わせてセンサー部分を交換することにより、本来取得したかった露地やハウスの測定データを取得できる、農業法人や農業従事者、研究機関のニーズに応える農業センサーシステムです。

SenSprout Proは、2015年から試作開発を開始し、累計約300台の土壌センサーを国内20箇所以上の農業生産法人や個人農家、研究機関の露地やハウスに設置して実証実験してきました。

作物も、水菜や春菊などの葉物野菜から、長芋などの根菜類、トマトなど果菜類、ブドウやミカンなどの果樹類と、多様な品種を扱っています。これまで、ハウスごとに異なっていた収穫物の収量や品質の差へのデータによる裏付けや、水はけ条件の異なる圃場における灌水の効果測定などに結びつけることに成功しました。

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編集部
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