株式会社イコムは「アクアポニックス」という技術を用いて空家を使った機能付きスペースを開発し「都市型農園計画」を実施する。社会問題の空家をユニークなアイディアで収益化し、更に安全で安心な野菜をつくる今までにはなかった新しい社会インフラの一つとして広めていく為にクラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」にて資金調達を開始した。
■プロジェクト背景
株式会社イコムは千葉県鴨川市に天然村という施設を立ち上げ、マルチハビテーションライフ提唱の実現に向け最初の一歩を踏み出しました。天然村は都市住民が積極的に自給自足を取り入れ、実践する環境が整っている「お試し田舎暮らし」をコンセプトにできた活動拠点です。地域資源に目を向け、地元農家の協力を得て共同で「アクアポニックス」の試作品づくりをはじめたのが最初のきっかけです。
■プロジェクト概要
個人宅の空家や企業の元倉庫・工場跡地(遊休不動産)を再活用することによる無収益物件の収益化と、都市部でも安全で安心な野菜を生産することができる「機能付きスペース」の開発で、新しい社会インフラの一つとなる空家の活用方法を世に広めていくことを目的とします。
人が住むことだけを目的とした「家屋」を、新しい革新的な技術と不動産活用のノウハウを合わせることで、社会インフラの一つとして「アクアポニックス」を定着させることができると確信しています。将来は個人の趣味や、生活に使う野菜を自家採取できるレンタルファーム、法人利用では飲食店などのお店で使用する鮮度に拘った食材の調達に役立てることもできると考えます。雇用の分野では体が不自由となった方たちの新しい仕事の場としてなども視野に入れ実施して参ります。
クラウドファンディングURL https://motion-gallery.net/projects/Vegepark_project
■「アクアポニックス」とは
主な構成要素は3つ。魚、植物に加え特に微生物が重要な要素となっています。植物は養殖する魚の水槽から送られてくる栄養豊富で豊かな水により、簡単に早く大きく育ちます。水産養殖と水耕栽培、それぞれの属性を共有し、個々で持ち合わせている機能よりはるかに多くの生産性と環境的配慮の両立ができる生産システムです。