朝トマトが機能性成分リコピンの効率的な体内吸収を実現

 カゴメ株式会社は、朝・昼・夜のうち、朝にトマトを摂った場合に機能性成分“リコピン”が最も効率的に吸収されることを、ラットを使った試験で明らかにした。特定の栄養成分を調整した植物工場による機能性野菜に注目が集まっているが、食べるタイミングや吸収率を高める調理法も重要となる。

朝トマトが機能性成分リコピンの効率的な体内吸収が実現

体内での栄養成分の消化吸収や代謝には、1日のリズム(サーカディアンリズム)が存在し、栄養成分を摂る時間帯によってその吸収効率が異なることが解明されてきており、今回はトマトを摂取する時間帯とリコピンの体内への吸収効率の関係について調査を実施した。

 研究結果では、朝にトマトを摂ると、昼や夜にトマトを摂った時と比べて、リコピンが効率的に体内に吸収されることを、ラットを使った試験で確認できたことで、今後は、ヒトでも同様の現象が起こるかを明らかにしていく、という。

【参考】カゴメにおけるリコピンに関する主な研究結果
朝トマトが機能性成分リコピンの効率的な体内吸収が実現