JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人は、宇宙ビッグデータを活用した土地評価エンジン『天地人コンパス』の無料体験版となる『天地人コンパス Demo』にて、世界中の地表面温度と降水量データ(2019年-2020年 各月)を追加した。
世界中にマーケットを広げる企業はもちろん、これから世界に事業展開をお考えの企業まで、宇宙ビッグデータの可能性を自社事業で感じていただける機会になれば幸いです。
『天地人コンパス Demo』URL: https://compass.tenchijin.co.jp/
天地人コンパス Demo
天地人コンパスでは、例えば、ある期間の地表面温度の変化を可視化して「農作物の高温障害リスクや病害虫リスクを調べる」、昼夜温度差・平均地表面温度から「農作物が美味しく育つ場所を探す」、夏の地表面温度を可視化し「熱中症リスクを知る」といった分析が可能です。
2021年10月に公開した、日本の都市部、山間部、平野部の3つのエリアの気象データや、解析結果の閲覧を含め、世界中の1km単位の地表面温度データと10km単位の降水量データがさらに充実しました。解析結果から好みの場所を選択してピンポイントの気象データを閲覧できます。
■天地人コンパス Demoで体験いただける機能
①ピンポイントデータ閲覧・履歴分析機能
世界中における、1km単位の細かい地表面温度データと10km単位の降水量データ(2019年-2020年各月)を直感的に見ることができ、ピンポイントの気象データを閲覧することができます。地上データでは観測が難しい場所での、土地の状況、環境を過去から遡り評価できます。適地評価や、未来のリスク評価に活用できる機能です。
②広域土地評価機能
ビジネスや農業に最適な場所を探したり、災害や自然環境変化を分析できたりする機能です。天地人コンパス Demoでは範囲を限定しておりますが、面的な広がりを持った分析評価をご体験いただけます。
分析例その1 農作物の高温障害リスク
夏期の地表面温度から農作物の高温障害リスクを算定した図です。赤色はリスクの高いところを、青色はリスクの低いところを示します(色が付いていないところはリスクが極めて低いところです)。
分析例その2 天地人米 生産適地スコア
天地人米という品種のお米を育てる想定で、衛星情報由来の様々な気象条件(地表面温度、降水量、日射量等)を仮設定し、それらと地上情報(土壌情報等)を複合的に分析し、スコア化した図です。
赤色は適性度の高いところを、青色は適性度の低いところを示します(色が付いていないところは適性度が極めて低いところです)。なお、必要に応じて機械学習を用いた評価も可能です。
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