株式会社ニッポーは、ハウス内の温度を測定し、天窓(巻き上げ式/ スイング式)やカーテンの開閉を自動で制御する『換気NAVI(カンキナビ)』を、2022年3月1日より販売する。
太陽光型・植物工場や大型の施設園芸に採用されている、統合環境制御盤では過剰投資になってしまう単棟ハウスや、小規模・中規模ハウスの設備に合わせた“シンプルで使いやすい換気コントローラ”です。
拡張性があり、ハウスの設備と予算に合わせ使いたい機能を追加することができます。また、クラウドサービス(※1)と接続することで遠隔からモニタリングができ、スマート農業の推進に貢献します。
換気ナビの特徴
1)最大4ハウスの多系統管理で「導入費用を抑える」
換気NAVI 1台で最大4つのハウスを管理することができます。例えば、トマトやキュウリなど“品目に応じた設定”や、定植時期の異なるハウスは“生長段階に応じた設定”も可能です。また、ハウスの設備に合わせ、出力(4点)は暖房、ヒー トポンプ、カーテンから選んで使うことができます。
2)天窓・カーテンの自動化で「省力化をサポート」
雨センサを搭載し、雨が降ったときには自動で天窓を閉めます。天気の急変により、昼夜問わずハウスに駆けつけ天窓やカーテンの操作をしていた農家の負担を軽減します。
3)設備と予算に応じて「使いたい機能を追加」
拡張性に優れ、外気象測器、日射センサ、飽差コントローラ(飽差mini)、炭酸ガスコントローラ(CO₂NAVI)、クラウドサービス(※1)との接続が可能です。使いたい機能と予算に応じたシステムづくりができます。
【例えば】
● 外気象測器の追加で風向風速に応じた天窓制御
● 日射センサの追加で日射量に応じた温度管理
● クラウドサービスとの接続(※1)で遠隔からモニタリング
(※1:クラウドサービスへの接続は 2022 年度対応予定)
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