株式会社スタートラインは、植物工場を活用した農福連携「屋内農園型障がい者雇用支援サービス IBUKI イブキ」について、 2019年3月1日に第5施設を埼玉県戸田市にOPENする。
近年、企業が促進するダイバーシティ&インクルージョンを背景に、障がい者雇用の領域においても対策が急務となっている中、2018年4月の法定雇用率引き上げに伴いこの動きはますます加速しております。
障がい者雇用における企業の課題として、特に「障がい者にどのような業務を任せるか(職域開拓)」という声を、当社が障がい者雇用コンサルティングを行う中でも非常に多く頂いており、障がい者雇用が難しいとされるひとつの要因となっております。
このような企業の課題と、農福連携が注目される中、障がい者の働くの選択肢のひとつとして屋内農園型の障がい者雇用支援サービス「IBUKI」を2017年8月に開始いたしました。
農作業は土や植物に触れることで精神の安定にもつながり、それぞれの障がい特性に合った仕事ができるという点で、障がい者に適している仕事のひとつと考えられています。
「IBUKI」では主に、障がい特性上作業系の業務にて能力を発揮することができる知的障がい者や精神・発達障がい者の方を中心にご利用いただいております。
このサービスは、当社にて屋内農園(働く場所)と、農作業および作物の加工業務(任せる業務)、障がい者へのサポート体制をセットで提供しているため、企業にとっても障がい者雇用を促進しやすいサービスとなっております。
■屋内農園型障がい者雇用支援サービス「IBUKI」の概要
当社が運営する「IBUKI」は天候の影響を受けない安全な屋内農園で、導入企業が主に知的障がい者や精神・発達障がい者を雇用し、約50種類のハーブ、葉物野菜、エディブルフラワーの栽培を業務にしていただく障がい者雇用支援サービスです。
栽培した作物は、自社の福利厚生として社員へ配るほか、ハーブティー等に加工され、企業のノベルティなどのブランディングツールとしても活用されています。
屋内は企業様ごとにビニールハウスで分かれており、植物装置が装備された就業スペースが用意されております。屋内のため、天候の影響を受けることなく安心して就業することが可能です。
2017年8月のサービス開始よりこれまで計4拠点を開設し、第5FARMについても既に企業様からのご予約を頂き、おかげさまですべて満室となっております。また、引き続きご予約もいただいているため、2019年6月を目途に第6FARMの開設準備もスタートいたしました。
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