日本ユニシスは、農地モニタリングIoTデバイスの開発を行うKakaxi,Inc.に出資した。日本ユニシスは、自社が持つICTとセキュアなビックデータ管理・運用ノウハウを連携させた日本国内でのサービス構築、また、農業分野以外においてもあらゆるモニタリングデータからの情報産業化への可能性の検討に取り組む。
【背景】
農業における生産データの見える化は、海外はもとより日本国内においても、食と農業における生産性の向上・効率化の大きな鍵となります。
Kakaxiでは、生産物の情報提供サービスのノウハウから、いち早く農業IoTデバイスの開発に着手し、特殊農業技術開発に取り組む生産者に提供してきました。
現在では、大型農場、専用農場を保有するグローバル食品企業への提供を開始し、さらに農地だけではないモニタリングデバイスとしてのニーズも生まれつつあります。
【農地モニタリンクIoTデバイス「KAKAXI」について】
「KAKAXI」は、一次産業を情報産業に変えることを目指し、米国にて農地モニタリングIoTデバイスとして開発・提供されています。
太陽光稼働で内蔵されたカメラが定期的に農場を撮影し、同時に温度・湿度・日射量・雨量を測定します。カメラ内蔵型の農地モニタリングデバイスとしては世界最小サイズです。
計測データはデバイスに内蔵された通信機能で、クラウドにアップされウェブ経由で閲覧が可能です。
今後もオプション機能でECセンサーや土壌水分量センサー、樹液流量センサーなどと接続し、取得可能なデータを拡充し、農業のIoT化をはかることで、さらなる農業生産の向上に寄与します。
Kakaxi,Inc.
農地から得られる情報(気温、湿度、日射量、雨量など)をいつでもどこにでも届けることできるモニタリングデバイスを開発し、食べ物をモノとして消費するだけではなく、その生産過程にある情報を付加することで価値を向上させ、一次産業を情報産業として次の世代残すことを目指した米国シリコンバレーに拠点を置く日本のグローバル農業ベンチャーです。
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