東京海上日動火災保険株式会社は、農業の様々な経営合理化、農業の国際認証、及び農業に関わる金融面に専門性を有する農業ベンチャーである株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントと「農業を通じた地方産業の活性化と地方創生の推進に向けた連携と協力に関する協定」を締結する。
1.背景
当社は2016年7月に地方創生室を設置し、地方創生への貢献を通じて地方と共に成長することを目指し、各種取組みを行っています。
具体的には、地方経済の活性化に向けて、自治体・地方銀行・商工会議所等とも連携しながら、地方におけるインバウンドビジネス支援、中堅中小企業へのBCP策定支援、農業支援、海外展開支援等を展開しています。
地方経済の活性化の重要な核であり、地方産業の基盤の一つである農業分野は、人口減少に伴う国内市場縮小の見通し、農業就業人口の高齢化、国内農業生産額・生産者数の減少といった厳しい環境にあります。
このため、農業経営の効率化に加え、今後食糧需要の拡大が見込まれる世界市場に通用する安全管理や、持続可能性に配慮した農業への転換も、今後の成長において重要な取組みになってくると考えています。
2.協定の目的
当社では、従来より、農業事業者向けにリスクをまとめて補償できるパッケージ保険や、事業を取り巻くリスクを総点検できる農業リスクコンサルツールなどの提供を通じて農業の活性化に貢献すべく支援をしてまいりましたが、今般、農業事業者に対して独自のソリューション提供を進める農業ベンチャーであるファームアライアンス社と連携・協力することで、地方の農業の成長をさらに支援してまいります。
具体的には、今回の協定を通じて以下の取組みを推進することにより、日本国内農業者の経営品質向上や輸出を含めた農産品の販路拡大を支援していくことで、農業を通じた地方創生に努めて参ります。
【主に取り組む項目】
1. 農業者に対するGFSI (Global Food Safety Initiative)が認める国際認証の取得支援
2. フランチャイズ方式等を用いた上記(1)の取組みの全国への展開検討
3. 各種支援団体とのマッチング等による販路拡大支援、6次産業化の支援および損害保険商品の検討・開発
4. 地方自治体や地域関係団体等との共催による農業関連セミナーの開催
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