完全人工光型植物工場を運営する株式会社山形包徳では、同社の福祉事業部が運営する障がい者主体にて生産された、低カリウムレタスが8月18日より宮城県岩沼市にある医療法人社団みやぎ清耀会緑の里クリニック・院内給食に採用され、提供開始された。
同社の低カリウムレタスは、クリニック栄養課(江刺佑佳管理栄養士監修)による透析患者常用食レシピとして、提供される。
同管理栄養士によると、一般の透析患者の一日カリウム限度摂取量2,000mg以下として、1食当たりのカリウム量600〜700mgに調整、通常土耕レタス30gをサラダとして提供した時と低カリウムレタス30gを提供した場合に、1食当り125mgのカリウム節約効果が生まれた、という。
つまり、1食当たり総カリウム量450〜500mgに抑えることが可能となり、その抑制量分でもう一品果物を提供することが可能となった。
今後は、更に新たなプラスワンのレシピを考案し、バリエーション豊かな透析食を提供することで、患者様に喜んでいただくことを計画している。
同社の植物工場野菜について、東北初の低硝酸かつ、低下カリウムレタスの院内給食への採用を好機とし、同クリニック管理栄養士、調理担当者との信頼関係を機軸に、透析食に悩むに患者様と、そのご家族様へ広く情報を発信しながら支援の輪を拡大していく計画。
その他、仙台圏の医療機関、調剤薬局、直販店を中心に順次取引がスタートしており、現在は、首都圏の市場開拓にも力を入れている、という。
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・山形包徳、植物工場施設の増産。障がい者雇用型の低カリウム野菜の生産へ
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