サンドイッチチェーンの「サブウェイ」は、7月6日に植物工場を併設した新店舗を東京・丸の内にオープンさせた。約67平方メートルの店内(20席)中央に、3段の多段式にて栽培する。
店内の植物工場は、150cm x 41cmの栽培ラインを2つ設置しており、蛍光灯とLED照明を併用して、主にフリルレタス等を栽培する。
リリース情報によると、播種から収穫まで49日間。検査などに時間がかかるため、実際に栽培したレタスを使った商品が店頭に並ぶのは今年10月の見込み。
栽培サイクルが軌道に乗れば1週間に20株(約100食分)の収穫が可能で、店で使うレタスの約5%(月400食分)がまかなえるという。月に換算すると最大80株のリーフレタスが収穫可能となる。
店内にて生産した場合、通常の仕入れ値の倍近いコストがかかるが、商品価格は据え置く。今後も同様の店舗を2〜3店出店する計画である、という。
国内にもカフェ・レストランに植物工場(水耕栽培施設)や農場ファームを併設した所はあるが、大手外食チェーンが本格的に店舗展開するのは初めて。
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