韓国の大手スーパー「ロッテマート」が店内に植物工場を設置

 韓国ロッテグループは、食品・流通、レジャーやホテル事業、さらには金融や情報通信、重化学分野にも参入している巨大グループ企業であり、大手ディスカウント・スーパーである「ロッテマート」が、韓国流通業界では初となる完全人工光型植物工場システム「幸せガーデン」をソウル駅店に設置した。
設置面積は約30m2、最大で月に2,000株程が生産可能だという。

韓国の大手スーパー「ロッテマート」が店内に植物工場を設置
今回の植物工場設置は、国内の工場野菜の認知・普及が目的であり、将来的にはロッテマートが保有する工場内に大規模な生産設備を導入して野菜の生産・販売に乗り出す計画である。

同社では、加工もできる食品工場と併設させることで、カット野菜などの提供も視野に入れている。韓国ではLG電子も農業分野へ参入しており、その他にも複数の韓国大手企業が植物工場システムの研究開発、自社工場の運営を視野にいれている。