オーストラリアの果物・野菜の生産、販売大手のコスタ・グループでは、昨年12月までの半期(6カ月間)の利益[資材販売などを除く]が、前期の2,900万豪ドル[約23億円]から約75%も減少し、710万豪ドル[約5億6,000万円]となった。
また、同期間の売上高も、2.3%減少し、4億7,760万豪ドルとなった、と発表した。
同社では、利益減少の要因は、柑橘類の収穫期間外であること、ラズベリーの収量減などを挙げている。その他、モロッコを拠点とするブルーベリー生産企業の「アフリカン・ブルー社」との合併、中国やモロッコ市場における収穫前の追加投資なども影響している。
国内における幅広い商品群への追加投資を実施。トマトの植物工場も建設中
同社では柑橘、ベリー系商品を中心に、アボカド、マッシュルーム、トマトなど、幅広い果物・野菜を取り扱っており、国内外の企業買収や農場の拡大、新品種の導入などを急ピッチで進めている。
また、トマトについては、太陽光利用型植物工場による施設建設も行われている。
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