総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティングでは、小学校4年生~小学校6年生の親600名を対象に「野菜の摂取と成績」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。
◆子どもの1食あたりの野菜摂取量は?
【朝食】は「野菜をとらない」が52.0%と半数以上。【昼食】、【夕食】は約70gの野菜をとっていると回答した方が最も多い結果となった。
◆10歳以上の理想的な野菜摂取量は?
「350g以上」と回答できたのは23.7%にとどまる結果に。
Q1. 家庭において、お子様の1食あたりの野菜摂取量の平均をお答えください。
※給食ではなく、休日などに家庭で食べる昼食についてお答えください。(単数回答)【n=600】
約70gの野菜の写真を参考に、家庭での野菜の摂取量をお聞きしたところ、【朝食】は「野菜をとらない」と回答した方が52.0%と半数以上となりました。
【昼食】、【夕食】は約一皿分程度、70gくらいの野菜を食べていると回答した方が最も多い結果となりました。
Q2. 10歳(小学4年生)以上の理想的な野菜摂取量としてあてはまると思うものをお答えください。(単数回答)【n=600】
10歳以上の理想的な野菜摂取量としてあてはまると思うものをお聞きしたところ、最も多い回答が「210g以上」30.0%、次いで「280g以上」29.7%となりました。
10歳以上の理想的な野菜摂取量は、厚労省が推奨する「日本人の食事摂取基準2015」をもとに作成された『「4つの食品群年齢別・性別・生活活動強度別食品構成」身体活動レベルII(ふつう)香川芳子案』によると、「350g以上」とされています。
「350g以上」と回答したのは23.7%にとどまる結果となりました。「420g以上」、「490g以上」を合わせても27.7%と3割に満たない結果となっています。
Q3. あなたのお子様の、野菜の摂取に対する態度に関してあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】
約8割の親が、子どもは1日に350gの野菜を摂取できていないと回答しましたが、子どもの野菜の摂取に対する態度をお聞きしたところ、「野菜摂取に積極的である」19.8%、「野菜摂取にやや積極的である」33.7%と合計53.5%の子どもが野菜の摂取に積極的であることがわかりました。
Q4. あなたのお子様は野菜がどの程度好きですか。(単数回答)【n=600】
野菜がどの程度好きかをお聞きしたところ、全体では「やや好き」が最も多く39.8%となりました。
前問の野菜の摂取に対する態度で比較をすると、「野菜摂取に消極的である」、「野菜摂取にやや消極的である」と回答した子ども(消極的)は野菜が「やや苦手」と回答した方が最も多く61.6%、「かなり苦手」が15.4%と合計77.0%が野菜が苦手であることがわかりました。
子どもに野菜を積極的に摂取してもらうためには、まずは野菜を好きになってもらうことが必要なのかもしれません。
◆野菜は朝ごはんで摂ることを一番におすすめ
朝の習慣化が野菜不足解消の一番の近道です。朝ごはんはパンだけを食べても、ごはんだけを食べても、午前中の集中力は続きません。
パンやごはんと一緒にビタミンBを含むおかずを一緒に食べることが必要です。栄養素は体の中でチームワークで働きますので、しっかり脳に栄養を送り届けるためにも、野菜でしっかり、ビタミン、ミネラルを摂ってください。
◆野菜が苦手な子どもへの対策は野菜ジュースでのベジトレも有効
野菜摂取に消極的な子どもは野菜が苦手な人が多いということがわかりましたが、一生で一番味覚に対して敏感な時期が11歳です。ピークが11歳と考えてください。野菜独特の苦みや味は大人の感度の3倍ほど。
そして、体(脳)が苦いものは毒、酸味は腐っていると判断しますから、いろんな味の野菜を食べて味に慣れることがとても大事です。また、野菜が苦手な子どもへの対策は野菜ジュースでの野菜トレーニング、ベジトレも有効です。
市販の野菜ジュースには、子どもが苦手とする野菜がバランス良く含まれていますが、旬のおいしい時期に収穫していたり、ブレンドにより、飲みやすくなったり、子どもたちが抵抗なく飲めると思います。親子でパッケージを見てどんな野菜が入っているのか会話をすることも大事です。
そこに苦手な野菜が入っていたけど、おいしく飲めたという経験は、子どもにとっては苦手野菜に対する安心感にもつながります。おいしく食べることで味覚も育っていきます。
また、野菜ジュースでごはんを炊いてバターを混ぜてピラフにしたり、カレーに野菜ジュースを混ぜたり、ホットケーキミックスに混ぜたり、調理に使うのもおすすめです。
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