沖縄県で初、海洋博公園 熱帯ドリームセンターで「ドリアン」が初結実

 沖縄にある海洋博公園 熱帯ドリームセンターでは、県内初となる果実の王様として有名な「ドリアン」が結実した。国内でも2例目であり、極めて貴重という。

沖縄県で初、海洋博公園 熱帯ドリームセンターで「ドリアン」が初結実
【ドリアンについて】≪科名≫アオイ科 ≪学名≫Durio zibethinus
ボルネオ、マレーシア等が原産の熱帯果樹で、果実の大きさや特徴的な香り、強い甘味から「果実の王様」と称えられます。

高温多湿の環境下で生育するため、国内での栽培は非常に難しい果樹です。

今回結実した株は、2004年に沖縄県農業試験場名護支場(当時)から危険分散のため導入した苗木を、14年間栽培し続けてきたものです。これまでにも開花は見られましたが、結実には至りませんでした。

8月8日(水)時点で、大小2果が結実しており、大きい方は直径20.5cm、小さい方は直径14cmです。

なお沖縄県内で結実し、肥大成熟した例は初、国内の展示施設では、2007年の夢の島熱帯植物園に次ぐ2例目です。極めて貴重な結実ですので、ぜひご覧ください。


【場所】
沖縄県国頭郡本部町字石川424番地 海洋博公園
熱帯ドリームセンター 果樹温室

【入館料】
大人(高校生以上) 760円 ※20名以上の団体は550円
小中学生以下   無料

ウェブサイト
http://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/38