近年、農業研究において注目を浴びているオランダのWageningen大学(ワーヘニンゲン大学)は、2015年9月より新たにe-lerningによる修士プログラムを開講する。今年度は「Plant Breeding」と「Nutritional Epidemiology and Public Health」の2つのプログラムが開講予定である。仕事や家庭の都合上キャンパスに通うことが困難な人などを対象としている。
オンラインでの授業とはいえ、講義や課題に対する質問やディスカッションを行う機会は十分与えられる。また実験室での研究スキルを学ぶため、決められた時期にはキャンパスに来て直接指導を受けられる機会も設けられている。プログラム修了には4年を必要とする。尚、今年度の入学の登録は2015年7月までとしている。
同大学では別のプログラムにおいてもe-lerningのコースを拡充していく予定である。今後世界の農学研究を日本でも学べる機会が広がることが予想される。
※ Wageningen大学e-learningについて: http://www.wageningenur.nl/en/newsarticle/First-online-Masters-programmes-in-Life-Sciences-starting-in-September-1.htm