ドイツのスーパーEdeka、インファーム社による店舗併設型の植物工場モデルを加速

 ドイツにてスーパーマーケットを展開するEdekaでは、インファーム社の設備を導入し、店舗併設型の植物工場モデルを加速させることを発表した。

ドイツのスーパーEdeka、インファーム社による店舗併設型の植物工場モデルを加速
インファーム社では、ドイツのミュンスター周辺にあるスーパー2店舗にて、店舗併設型の植物工場を導入して以来、ドイツの大手スーパーの「EDEKA」の他、「METRO」と提携し、スーパーの店舗や飲食店の厨房(バックヤード)など、現時点で、ベルリン市内50カ所以上に導入している、という。

ドイツのスーパーEdeka、インファーム社による店舗併設型の植物工場モデルを加速
「METRO」にある店舗併設型植物工場


モジュラー型の植物工場を分散稼働「インファーム社」

2013年にドイツ・ベルリンにて設立したインファーム社では、モジュラー型の植物工場を開発し、設置スペースに応じて自由に組み合わせて、拡張設置・稼働させることができるシステムを提案している。

同社が目指すものは、都市部に、小型モデルの植物工場を分散稼働させること。ドイツや欧州、さらには世界における、都市部の食のバリューチェーン・ネットワークを構築させるため、直近は、欧州に1000カ所の小型農場・マイクロファームを稼働させることを目標としている。

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植物工場のレンタルファーム・モデルに挑戦

同社では、植物工場プラントの購入費用は請求しない。新規利用者には、レンタルファームのような形で、施設サイズや野菜の収穫量に応じて、毎月の利用料を支払うモデルを採用している(サブスクリプション・モデル)。

プラントの設置先には、カメラや各センサーの情報を元に、常に遠隔にて栽培状況をチェックしながら、収穫時はインファーム社のスタッフが作業する形を基本としている。

現在の主力品目は、ルッコラやミントなどのハーブ系、リーフレタスとなっており、導入先や自社内での実証試験データを機械学習させ、幅広い品目を安定生産できる栽培レシピの開発を進めている。品目や商品重量によって異なるが、ハーブ商品は160~200円前後で販売されている。

今回のEdekaによる発表にて、ドイツや欧州ではスーパーなどの店舗併設型の植物工場モデルが急増することが予想される。