小規模・植物工場モデルでの黒字化を実現したインロコ、新規参入向けの専用サイト・動画を公開

 植物工場ベンチャー(株)インターナショナリー・ローカル(通称社名:インロコ)では、自社ノウハウをパッケージ化して、新規参入者向けに設備プラントの販売やライセンス事業を行っているが、自社サービスを分かりやすく説明するために、新たな専用サイトと動画を公開した。

● 新規参入向けの専用サイト(サービス紹介)
 http://internationallylocal.com/lp/retail/

● 動画紹介(youtube)

※ 英語版はこちら: https://youtu.be/a4rVoiUqePI

植物工場の小規模・黒字化ノウハウを提供

 植物工場の7割~9割が赤字といわれている中で、成功事例の多くが大規模施設によるリーフレタスの生産となっている。

特に、生産規模によるコスト削減が難しい小規模施設において、植物工場を成功させることは非常に難しいとされているが、同社は植物工場による野菜の生産・販売にて黒字化を達成したことから、新規参入者向けに今までの技術・運営ノウハウの提供サービスを開始した。

究極の地産地消「店産店消型」の植物工場を実践

 日本だけでなく、世界でも注目されているのがレストランやスーパーなど、消費地・販売場所にて生産する究極の地産地消「店産店消型」である。近年では、レストランだけでなく、アメリカやドイツではスーパーの中に植物工場を設置する事例も増えている。

同社では小規模施設での黒字化を達成した後、その運営ノウハウを活用して、2015年4月末にオープンした「イオンモール沖縄ライカム」に ”店産店消” モデル型の植物工場を、いち早く導入している。

● 詳細記事 インロコ、小規模植物工場・地産地消モデルでの黒字化へ

コンテナ型から、リノベーションや新築など
顧客に要望に応じた幅広い設備プラントに対応

 同社が提案する設備プラントは、コンテナ型の他、空き施設をリノベーションするタイプや、新築による中~大型の施設にまで、新規参入者の目的や設置場所、規模などの要望に応じた自由な設計の植物工場を提供している。

※ 画像は同社のウェブサイトより
小規模・植物工場モデルでの黒字化を実現したインロコ、新規参入向けの専用サイト・動画を公開
こうした幅広いプラントタイプの中でも、最も小規模、かつ試験的に生産をスタートできるのは「コンテナ型」となっている。

同社のコンテナ型植物工場の場合、40フォート・コンテナ3台(全体で約80m2)が商業化としての最低サイズに設定しており、栽培品目によって変動するが、上記のミニマムサイズの場合、リーフレタス等の商品が1日200パック出荷できる、という。

同社の特徴・強み/設備プラントについて
● 小規模でのリーフレタス生産だけでは成功が難しい中で、同社では、高単価ニッチ市場を狙うことができるように、多品種栽培が可能な設備プラントを設計している。

● 自社による小規模・黒字化ノウハウを生かして、設備プラントの設計から施工までを一貫して行っている。

● 工場管理者の人材育成やブランディング・販売支援のための品種選定、サラダなどの商品化開発など、植物工場ビジネスを成功させるために必要なトータルサポートを実施している。

● 植物工場に関する高い技術力を保有している。イチゴの栽培や機能性野菜の研究、植物工場とアクアポニクスを融合させた設備プラント等、コンテナを利用した研究開発を自社で行っている。